IF関数について
今回はIF関数に関して紹介したいと思います。
Excelと同様にスプレッドシートでも大活躍の関数ですね。
IF 関数
論理式が TRUE の場合はある値を返し、FALSE の場合は別の値を返します。
■ IF関数:入力例
=IF(A1 >= 70,"合格","不合格")
スプレッドシートで使用可能な不等号は以下になります。
IFS 関数
複数の条件を検証し、最初の条件を満たす場合に対応する値を返します。
95点以上でSSR、80点以上でSR、50点以上でR
49点以下でNといった表示が可能です。
■ IFS関数:入力例
=IFS(A2>=95,"SSR",A2>=80,"SR",A2>=50,"R",A2<=49,"N")
SUMIF 関数
範囲内の条件に一致するセルの合計を返します。
レア度がSRのみの当選者数。
レア度にRの文字がある当選者数。
といった形で条件に合致した合計を表示させることが可能です。
■ SUMIF関数:入力例
# レア度がSSRのみの当選者数。 =SUMIF(B2:B6,"SSR",C2:C6)
# レア度がSRのみの当選者数。 =SUMIF(B2:B6,"SR",C2:C6)
# レア度にRの文字がある当選者数。 =SUMIF(B2:B6,"*R",C2:C6)
任意の文字は*で検索させることが可能です。
「*R」とすることで、Rという文字がある場合に計算対象とする事ができます。
SUMIFS 関数
複数の基準に応じた範囲の合計を返します。
検索対象の表
例えば以下のような日付と機種に絞って合計を出せます。
・3/3以降のiPhone13の金額
・3/3以降のiPhone13 miniの金額
・3/3以降のiPhone8の金額
・3/2以降のiPhone8の金額
■ SUMIFS関数:入力例
# 3/3以降のiPhone13の金額 =SUMIFS(D2:D10,B2:B10,"iphone13",A2:A10,">=3/3")
# 3/3以降のiPhone13 miniの金額。 =SUMIFS(D2:D10,B2:B10,"iphone13 mini",A2:A10,">=3/3")
# 3/3以降のiPhone8の金額。 =SUMIFS(D2:D10,B2:B10,"iphone8",A2:A10,">=3/3")
# 3/2以降のiPhone8の金額。 =SUMIFS(D2:D10,B2:B10,"iphone8",A2:A10,">=3/2")
一見複雑そうに見えますが内容は凄く単純です。
例えば「3/3以降のiPhone13の金額」について。
=SUMIFS(D2:D10,B2:B10,”iphone13″,A2:A10,”>=3/3″)
・「D2:D10」は最終的に表示させたい内容なので金額列を選択しています。
・「B2:B10,”iphone13″」は機種が「iphone13」であること。
・「A2:A10,”>=3/3″」は日付が「3/3」以降であること。
日本語で考えると、
・「金額」を表示させたいです。
・条件は「機種がiphone13」で「日付が3/3以降」でお願いします。
という形ですね!
COUNTIF 関数
範囲内で条件に一致する要素の個数を返します。
■ COUNTIF関数:入力例
# 個数が「3」以上のみを絞り込む =COUNTIF(C2:C10,">=3")
COUNTIFS 関数
複数の基準に応じた範囲の個数を返します。
■ COUNTIF関数:入力例
# 機種が「iphone13」で個数が「4」以上のみを絞り込む =COUNTIFS(B2:B10,"iphone13",C2:C10,">=4")
IF 関数まとめ
IF関数だけでも様々ありますね。
大きく分けて「IF」「SUMIF」「COUNTIF」
の3つがあることを改めて確認しました。
今回は以下のような事を試してみました。
・SUMIF:xx/xx以降の日付で特定の機種が売れた「合計金額」を返す
・COUNTIF:xx/xx以降の日付で特定の機種がxx台以上売れた「回数」を返す
IF関数は使い方は単純ですが、奥が深いですね。
まだまだ使用用途はたくさんあると思いますので
私も日々使い方を忘れずに頑張りたいと思います。
今回は以上となります。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!