「DNSサーバーが応答しません」ネット接続ができない時の対策!DNSの切り替え方まで徹底解説

Last Updated on 2025年7月28日

インターネットに接続しようとしたら、「DNSサーバーが応答しません」というエラーメッセージが出て困った経験はありませんか? このエラーは、インターネットに接続するために重要なDNS(Domain Name System)サーバーに問題があるときに表示されます。

今回は、このエラーの原因と、ご自身でできる具体的な対策方法について詳しく解説します。特に、Windows 11でのDNSサーバーの切り替え方(Google Public DNSなど)に焦点を当ててご紹介するので、ぜひ参考にしてください。


目次


1. 「DNSサーバーが応答しません」とは?

「DNSサーバーが応答しません」というエラーは、簡単に言うと「インターネット上の住所録」であるDNSサーバーが、あなたのPCやスマートフォンからの問い合わせに応えられない状態を指します。

ウェブサイトにアクセスする際、私たちは「google.com」のようなドメイン名を入力しますよね。しかし、コンピューターはドメイン名ではなく、IPアドレス(例:192.168.1.1)という数字の羅列でサーバーを識別しています。DNSサーバーは、このドメイン名とIPアドレスを変換する役割を担っています。

このDNSサーバーが正常に機能しないと、あなたのデバイスは目的のウェブサイトのIPアドレスを特定できず、結果としてインターネットに接続できなくなってしまうのです。


2. エラーの主な原因

このエラーが発生する原因はいくつか考えられます。

  • DNSサーバーの一時的な障害: 利用しているプロバイダのDNSサーバーが一時的にダウンしている。
  • ルーターやモデムの問題: ルーターやモデムの不具合、または一時的なエラー。
  • PCやデバイスの問題: PCやスマートフォンのネットワーク設定がおかしい、またはウイルスやマルウェアの影響。
  • DNSキャッシュの問題: PCやルーターに保存されているDNS情報が古くなっている。
  • ファイアウォールの設定: セキュリティソフトやOSのファイアウォールが通信をブロックしている。

3. 今すぐ試せる!簡単な対策方法

まずは、すぐに試せる基本的な対策からご紹介します。

3-1. デバイスを再起動する

最もシンプルですが、意外と効果的なのがデバイスの再起動です。PCやスマートフォンの一時的な不具合が解消されることがあります。

3-2. ルーターとモデムを再起動する

ルーターやモデムも、長時間稼働していると不具合を起こすことがあります。以下の手順で再起動を試してみてください。

  1. ルーターとモデムの電源ケーブルをコンセントから抜きます。
  2. 約1分間待ちます。
  3. まずモデムの電源ケーブルをコンセントに差し込み、完全に起動するまで数分待ちます。
  4. 次にルーターの電源ケーブルをコンセントに差し込み、完全に起動するまで数分待ちます。
  5. インターネット接続が回復したか確認します。

3-3. 別のデバイスで接続を試す

もし可能であれば、別のPCやスマートフォン、タブレットなどでインターネット接続を試してみてください。特定のデバイスの問題なのか、ネットワーク全体の問題なのかを切り分けることができます。

3-4. ケーブルの接続を確認する

LANケーブルがしっかりと差し込まれているか、緩んでいないかを確認しましょう。意外と単純なケーブルの接続不良が原因であることもあります。


4. Windows 11でDNSサーバーを切り替える方法(Google Public DNSなど)

上記の方法で解決しない場合、DNSサーバー自体に問題がある可能性が高いです。その場合、別のDNSサーバーに切り替えることで解決することがあります。ここでは、信頼性の高い「Google Public DNS」への切り替え方を解説します。

Google Public DNS(パブリックDNS)は、Googleが無料で提供しているDNSサーバーです。高速で安定しているため、多くのユーザーに利用されています。

Windows 11でのDNSサーバー切り替え

  1. 「設定」を開く:
    • Windowsのスタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. 「ネットワークとインターネット」に進む:
    • 左側のメニューから「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  3. 接続の種類を選択:
    • 有線接続の場合は「イーサネット」、無線接続の場合は「Wi-Fi」をクリックします。
  4. ネットワークアダプターのプロパティを開く:
    • 接続しているネットワークの名前(例: Wi-Fiネットワーク名)をクリックし、表示される画面で「ハードウェアのプロパティ」または「IP設定」の項目を探します。
    • 「DNSサーバーの割り当て」の右側にある「編集」をクリックします。
  5. DNSサーバーアドレスを設定:
    • 「DNS設定の編集」ウィンドウで、プルダウンメニューから「手動」を選択します。
    • 「IPv4」のトグルをオンにします。
    • 優先DNS: 8.8.8.8
    • 代替DNS: 8.8.4.4
    • と入力します。

    • 「保存」をクリックして設定を閉じます。

スマートフォン(Android/iPhone)でのDNSサーバー切り替え

スマートフォンの場合、個別のアプリや設定でDNSを切り替えることはできますが、Wi-Fi接続でのみDNSを変更できる場合が多いです。モバイルデータ通信のDNSは、通常キャリア側で自動設定されます。

Androidの場合 (Wi-Fi設定)

  1. 「設定」を開く
  2. 「ネットワークとインターネット」 または 「Wi-Fi」 をタップ
  3. 接続しているWi-Fiネットワークを長押しするか、右端のギアアイコンをタップして 「ネットワークを変更」 または 「設定を変更」 を選択
  4. 「詳細オプション」 または 「IP設定」 をタップし、「静的」 または 「カスタム」 を選択
  5. 「DNS 1」に 8.8.8.8、「DNS 2」に 8.8.4.4 を入力し、保存します。

iPhoneの場合 (Wi-Fi設定)

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「Wi-Fi」 をタップ
  3. 接続しているWi-Fiネットワークの右側にある情報アイコン(iマーク)をタップ
  4. 「DNSを構成」 をタップ
  5. 「手動」 を選択し、「サーバーを追加」 をタップ
  6. 8.8.8.88.8.4.4 をそれぞれ入力し、右上の 「保存」 をタップします。

5. それでも解決しない場合は

上記の対策を試しても「DNSサーバーが応答しません」エラーが解決しない場合は、さらに別の原因が考えられます。

  • プロバイダへの問い合わせ: 利用しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)に、障害情報が出ていないか確認しましょう。
  • セキュリティソフトの一時停止: 一時的にセキュリティソフトやファイアウォールを無効にし、それが原因で通信がブロックされていないか確認します。ただし、自己責任で行い、確認後は必ず有効に戻してください。
  • マルウェア・ウイルスチェック: お使いのPCがマルウェアやウイルスに感染している可能性もゼロではありません。セキュリティソフトでフルスキャンを実行してみましょう。
  • OSの再インストール: 最終手段ですが、OSのシステムファイルに深刻な問題がある場合は、OSの再インストールを検討する必要があるかもしれません。

まとめ

「DNSサーバーが応答しません」というエラーは、一見すると難しそうに見えますが、多くの場合、簡単な再起動やDNSサーバーの切り替えで解決できます。もしこのエラーに遭遇したら、まずは今回ご紹介した対策を上から順に試してみてください。それでも解決しない場合は、プロバイダへの問い合わせや専門家への相談を検討しましょう。