Last Updated on 2025年7月31日
Chromeのメモリ使用量を減らす方法:重いブラウザを軽くする小技集
概要
Google Chromeは世界中で使われている人気ブラウザですが、「重い」「PCが遅くなる」と感じることはありませんか?
特にタブを大量に開いたり、拡張機能をたくさん入れていると、Chromeのメモリ使用量は急激に増加し、PC全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。
この記事では、Chromeのメモリ使用量を抑え、より軽快に使うための設定方法や拡張機能、さらには具体的なコードやTipsを紹介します。日常的な見直しによって、大きく動作が変わることもあります。
ぜひこの機会に、Chromeの「軽量化」を実践してみてください。
目次
Chromeが重くなる主な原因
Chromeが他のブラウザよりもメモリを使う理由はいくつかあります。
- タブごとのプロセス分離:安全性と安定性を確保する一方で、リソースを多く消費します。
- 拡張機能の常時動作:便利な半面、裏で動いているものがメモリを食います。
- キャッシュ・Cookieの蓄積:一度表示したページデータが蓄積し、負担に。
- ハードウェアアクセラレーション:環境によっては逆に動作を重くすることも。
- 動画・JavaScript・Webアプリの多用:YouTubeやTwitterなどは非常にメモリを消費します。
メモリ使用量を減らす小技集
1. Chromeのタスクマネージャーを活用する
- Chromeで「Shift + Esc」を押してタスクマネージャーを開く
- メモリ使用量が多いタブ・拡張をチェック
- 必要に応じてプロセスを終了する
2. 不要な拡張機能を削除または停止
- アドレスバーに
chrome://extensions/を入力 - 「削除」または「無効化」をクリック
3. タブ一時停止系の拡張機能を使う
- OneTab:開いているタブを一括でリスト化して休眠状態に
- Auto Tab Discard:一定時間操作しなかったタブを自動で休止
4. Chrome標準のメモリセーバーを有効化
- 設定 → パフォーマンス → メモリセーバーをON
- 重要なサイトは「例外」として設定可能
5. キャッシュとCookieを定期的に削除
- 設定 → プライバシーとセキュリティ → 閲覧履歴データの削除
- 「キャッシュされた画像とファイル」「Cookie」にチェック
6. ハードウェアアクセラレーションの見直し
- 設定 → システム → ハードウェアアクセラレーションをOFF
- Chromeを再起動
7. 定期的にChromeを再起動する
- メモリリーク対策として、こまめに終了・起動
補足:代替ブラウザや環境改善のヒント
1. 軽量ブラウザの選択肢
- Brave:広告ブロック標準、Chromium系
- Edge:Windows環境で高速
- Firefox:軽量で独自エンジン
2. メモリ増設やハード側の対策も重要
- Chromeだけでなく全体の動作が快適になります
3. 定期的なメンテナンスも忘れずに
- OSのアップデート
- 不要アプリのアンインストール
- ディスククリーンアップなど
まとめ
Chromeは高機能なブラウザであるがゆえに、裏で多くのリソースを消費しています。
しかし、設定の見直しやちょっとした工夫でメモリ使用量を大きく減らすことができます。
- タブや拡張機能を整理し、不要なものを削除
- メモリセーバーやタブサスペンド機能を活用
- キャッシュ・Cookieを定期的に削除
- 必要ならコマンドやバッチ処理も導入
Chromeが重いと感じたときは、今回の小技を試してみてください。
環境に合った改善策を組み合わせれば、快適なブラウジング体験を取り戻せるはずです。


