Last Updated on 2025年7月31日
一部のウェブサイトでは、右クリックやテキストの選択が制限されており、情報をメモしたり引用したりするのが難しくなっています。本記事では、Chromeブラウザを使って「右クリック禁止」を回避し、テキストをスムーズにコピーするための方法を5つご紹介します。実際に試してみた内容を中心に、なるべく簡単かつ安全な手段のみを厳選しました。
目次
- 拡張機能を使って右クリックを有効化する
- JavaScriptを一時的に無効化する
- 開発者ツールでテキストを直接コピー
- 印刷プレビューを使って抽出
- 簡易ビュー(リーダーモード)を利用する
- 注意点と利用上のマナー
- まとめ
拡張機能を使って右クリックを有効化する
最も簡単で一般的な方法が、Chromeウェブストアで提供されている拡張機能の活用です。
- Chromeウェブストアで「Enable Right Click」や「Allow Copy」などと検索
- 評価の高い拡張機能をインストール
- 対象サイトで拡張機能をONにする
例えば、以下のような拡張機能が人気です:
- Allow Right-Click
- SuperCopy
- Enable Copy
インストール後にツールバーのアイコンからON/OFFの切り替えが可能です。
JavaScriptを一時的に無効化する
多くの右クリック制限はJavaScriptによって実装されています。これを一時的に無効化することで、右クリックが使えるようになります。
設定方法:
- 対象サイトを開いた状態で、Chromeのアドレスバーに
chrome://settings/content/javascriptを入力 - 「サイトにJavaScriptの使用を許可しない」を選択
- ページを再読み込み
もしくは、開発者ツールから一時的に JavaScript を無効にする方法もあります:
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Ctrl + Shift + I(開発者ツールを開く) → Command Menu(Ctrl + Shift + P) → 「Disable JavaScript」と入力し、Enter |
この設定はセッション中のみ有効です。
開発者ツールでテキストを直接コピー
どうしても選択できない場合、HTML構造から直接テキストを取り出す方法も有効です。
- 対象サイトで
Ctrl + Shift + Iで開発者ツールを開く - 「Elements」タブから、該当のテキストを含むHTMLタグを探す
- 右クリック → 「Edit as HTML」 → テキストをコピー
ヒント: 該当テキストを見つけるには、検索ショートカット Ctrl + F も活用しましょう。
印刷プレビューを使って抽出
一部のサイトでは、印刷プレビューを開くことでテキストが選択可能になることがあります。
Ctrl + Pを押して印刷プレビューを開く- 「送信先」を「PDFに保存」などに変更
- プレビュー画面上でテキストを選択・コピー
元ページでは選択できなかった文言が、印刷ビューではコピー可能なケースが多くあります。
簡易ビュー(リーダーモード)を利用する
Chromeには公式にはリーダーモードが搭載されていませんが、「Reader Mode」 のような拡張機能を追加することで、読みやすい形に変換可能です。
- Chromeウェブストアで「Reader Mode」系の拡張機能を検索
- インストールして有効化
- 右クリック禁止ページでアイコンをクリック
これにより、JavaScript制御が無効化され、テキスト選択が可能になるケースがあります。
注意点と利用上のマナー
便利な反面、これらの方法を使用する際には以下の点に注意しましょう:
- 著作権を侵害しないこと
- 転載や営利利用を避けること
- 学習目的や個人利用の範囲にとどめる
ウェブ制作者は、意図的にコピー制限を加えている場合もあるため、節度ある使い方が求められます。
まとめ
今回は、Chromeブラウザで右クリック禁止を回避してテキストをコピーする5つのテクニックを紹介しました。
- 拡張機能でワンクリック解除
- JavaScriptを一時的にオフにする
- 開発者ツールでHTMLから直接コピー
- 印刷プレビューで回避
- リーダーモードで簡易ビューを表示
どれも試す価値がありますが、対象サイトの方針やルールに配慮しながら、自己責任で使うようにしましょう。


