Last Updated on 2025年7月24日
iPhoneのスクリーンタイム機能は、スマートフォンの利用時間を管理し、子どもや自分自身のデジタルウェルビーイングを守るためにとても役立つ機能です。しかし、時には「スクリーンタイムの制限を解除したい」「忘れてしまったパスコードをなんとかリセットしたい」と思うこともあるのではないでしょうか。本記事では、スクリーンタイム制限の解除方法や裏ワザ、そして利用時の注意点について詳しく解説します。
目次
1. スクリーンタイムとは?基本のおさらい
スクリーンタイムは、iOS 12からiPhoneに搭載された機能で、「アプリの利用時間管理」「コンテンツとプライバシーの制御」などを設定できます。家族で子どものスマホ利用を見守ったり、自分のスマホ依存を防ぐためにも使われています。
2. スクリーンタイムの主な制限内容
- アプリごとの利用時間制限(App使用時間の制限)
- 特定のアプリや機能の制限(ダウンタイム・通信制限など)
- コンテンツの年齢制限
- iTunesやApp Storeでの購入・ダウンロードの制限
- プライバシー設定の管理
3. スクリーンタイムの解除方法
スクリーンタイムの制限を解除したい場合は、以下の手順で解除が可能です。
- 設定アプリを開く
- 「スクリーンタイム」を選択
- 「スクリーンタイム・パスコードを変更」をタップ
- パスコードを入力し、「スクリーンタイムをオフにする」を選ぶ
この方法でスクリーンタイム制限が解除され、全ての制限が無効になります。
ただし、この操作には登録済みのスクリーンタイム・パスコードが必要です。
4. パスコードを忘れた場合の裏ワザ
スクリーンタイムのパスコードを忘れた場合、通常の方法では解除ができません。ですが、以下の裏ワザ的な方法でリセットが可能です。
-
Apple IDを使ったリセット(iOS 13.4以降)
パスコード入力画面にて「パスコードを忘れた場合」をタッチすると、Apple IDとパスワード認証によりリセットが可能な場合があります。 -
バックアップからの初期化
iPhoneをiCloudまたはiTunesでバックアップし、端末を「すべてのコンテンツと設定を消去」で初期化。その後、バックアップから復元すると、多くの場合スクリーンタイムのパスコードもリセットされます。ただし、データの損失を防ぐために必ず事前にバックアップを取りましょう。 -
専用ソフトウェアの利用(※非推奨)
一部のサードパーティ製ソフトを使うとスクリーンタイム制限を解除できるものもありますが、セキュリティやプライバシーの観点から、おすすめできません。
5. スクリーンタイム制限解除の注意点
- スクリーンタイム制限を解除すると、時間管理やフィルタリングなどの保護がすべて無効になります。特にお子さまが使う場合は注意が必要です。
- Apple IDの情報は絶対に他人に教えないようにしましょう。不正なスクリーンタイム解除の原因になります。
- バックアップからの初期化は、手順を間違えるとデータ損失につながる場合があります。大切なデータは事前にしっかり保護しましょう。
- サードパーティー製ソフトの利用は、個人情報流出やウイルス・マルウェア感染、Appleのサポート対象外となるリスクがあります。
- 制限解除後は再度適切なスクリーンタイム設定を行い、必要に応じて利用ルールを見直しましょう。
6. よくある質問とその対応策
- Q: パスコードリセットのApple IDを忘れた場合はどうすればいい?
- A: Appleの公式サイトからApple IDの管理ページにアクセスし、パスワードやIDのリセットを行います。
- Q: 制限解除後は再設定できる?
- A: はい、いつでも「設定」→「スクリーンタイム」から再設定可能です。
- Q: 子どもが勝手に解除してしまうことはある?
- A: パスコードやApple IDを厳重に管理し、定期的にパスコード変更を行うことで防げます。
iPhoneのスクリーンタイムは便利な管理ツールですが、解除や変更の際は慎重に操作し、安全にデジタルライフを楽しみましょう。


