Last Updated on 2025年7月28日
Googleスプレッドシートで作成した表やデータをPDF形式で保存したいと思ったことはありませんか?
特に書類や報告書など、見た目を整えて共有したいときにPDF形式は非常に便利です。この記事では、Googleスプレッドシートをレイアウトを崩さずにPDF化する方法を詳しく解説します。
■ PDF化したスプレッドシート

目次
- スプレッドシートをPDFで保存する基本手順
- 印刷範囲を指定してPDF化する方法
- ページに収める設定とレイアウトの調整
- PDFの縦向き・横向きを設定する方法
- 余白とグリッド線の設定
- 複数シートを1つのPDFにまとめるには
- PDF保存後のダウンロード先と確認方法
- PDF化時によくあるトラブルと対処法
- まとめ
スプレッドシートをPDFで保存する基本手順
GoogleスプレッドシートのデータをPDF形式に変換するには、印刷機能を使います。以下が基本的な操作手順です。
- PDFにしたいスプレッドシートを開く
- 画面上部の「ファイル」メニューから「ダウンロード」>「PDF」を選択
- 印刷設定ページが表示されるので、画面右上の「エクスポート」を選択
この操作で、現在開いているシート全体をPDFとしてダウンロードされます
印刷範囲を指定してPDF化する方法
全体ではなく一部の範囲だけをPDF化したい場合は、印刷範囲の設定が有効です。
- PDFにしたいセル範囲をマウスでドラッグして選択
- 画面上部の「ファイル」メニューから「ダウンロード」>「PDF」を選択
- 印刷画面の「エクスポート」オプションで「選択中のセル範囲」を選ぶ
- 画面右上の「エクスポート」を選択
これにより、必要な部分だけをPDFとして保存できます。
ページに収める設定とレイアウトの調整
スプレッドシートの内容が1ページに収まらない場合、次の設定を見直しましょう。
● 拡大縮小設定
- 「拡大縮小」オプションで「シートを1ページに印刷」や「幅を1ページに収める」を選択
● 不要な行・列を非表示にする
- 表示させたくない行や列を右クリックして「非表示」に
● フォントサイズやセル幅を調整
- 長すぎる文字列はセル幅を広げたり、折り返しを設定
PDFの縦向き・横向きを設定する方法
表が横に長い場合は、PDFのページ向きを「横」に変更することで収まりが良くなります。
- 印刷画面で「ページの向き」から「横向き(ランドスケープ)」を選ぶ
逆に縦長の一覧表などは「縦向き(ポートレート)」が適しています。
余白とグリッド線の設定
PDF化する際の見た目を整えるには、余白と表示項目の設定も重要です。
● 余白の調整
- 「余白」オプションで「狭い」「標準」「広い」などを選択
- カスタム設定でミリ単位で微調整も可能
● グリッド線・行列番号
- 「オプション」でグリッド線や行列番号の有無を選択可能
- 見やすい資料を作りたい場合は非表示にするのがおすすめ
複数シートを1つのPDFにまとめるには
スプレッドシートに複数のシートがある場合、それらをまとめてPDFにしたいことがあります。
しかし、Googleスプレッドシートの「印刷」機能では現在表示中のシートのみがPDF化されます。
対処法:
- 各シートを個別にPDF保存
- 保存後、PDF編集ソフト(例:Adobe Acrobatや無料のPDF結合サイト)で統合
PDF保存後のダウンロード先と確認方法
PDFとして保存後は、ダウンロードフォルダに自動保存される場合がほとんどです。
保存先の確認:
- 保存時のダイアログで明示的に保存先を選ぶ
- Chromeの場合は、画面下部のダウンロードバーや「Ctrl + J」で履歴を確認
PDF化時によくあるトラブルと対処法
● 文字が切れて印刷される
→ フォントサイズを小さくするか、列幅を広げて対応しましょう。
● 改ページの位置が不自然
→ 拡大縮小設定で調整、もしくは印刷範囲を絞りましょう。
● ファイル名が「無題」になる
→ シート名を変更するか、保存時にファイル名を入力し直すことで解決します。
まとめ
GoogleスプレッドシートをPDF化するには、「ファイル」→「印刷」から出力設定を整えることが基本です。
範囲指定・拡大縮小・余白・用紙向きなど、PDF化時の各種オプションを正しく設定すれば、見やすくきれいなPDFを作成できます。
複数シートをまとめたい場合は外部ツールと併用するなど、目的に応じた使い分けも検討してみてください。


