Googleスプレッドシートでセル内の文字を折り返して表示する方法をやさしく解説

Last Updated on 2025年7月28日

Googleスプレッドシートを使っていると、長い文字列がセルの枠を飛び出して表示されてしまうことがあります。そんなときに便利なのが「折り返して表示」機能です。この記事では、セル内でテキストをきれいに表示させるための設定方法を詳しく解説します。

目次

なぜセル内で折り返し表示が必要なのか

データを入力する際、セルの横幅を超える長い文章が入力されると、見栄えが悪くなったり隣のセルと重なってしまいます。特に以下のようなケースで折り返しが有効です:

  • 住所や長文の備考欄など、長いテキストを扱うとき
  • 印刷時にレイアウトを整えたいとき
  • 複数人で共有するシートで、見やすさを意識したいとき

PCでセルを折り返して表示する手順

  1. 折り返したいセル、または範囲を選択します。
  2. 上部メニューの「表示形式」→「ラッピング」→「折り返す」をクリック。

するとセルの内容がセル幅に合わせて自動的に改行され、セル内に収まるようになります。

ショートカットキーで一発設定

PC版では以下のショートカットを使うことで、より効率よく折り返し設定ができます:

  • Alt + Enter または Ctrl + Enter(Windows)
  • Command + Enter(Mac)

ただし、このショートカットは一部環境では使えない場合があります。動作しない場合はメニューから設定してください。また使用する際はセル内で上記のショートカットキーをお試しください。

複数セルを一括で折り返す方法

複数のセルを一括で折り返すには、折り返したい範囲をドラッグで選択し、上部メニューから「表示形式」→「ラッピング」→「折り返す」を選びます。

表全体の見た目を整えたいときにも便利な操作です。

折り返しが反映されないときの対処法

以下のような理由で、折り返しがうまく表示されないことがあります:

  • セルに改行コードが手動で入力されている(Alt + Enter)
  • 行の高さが固定されている
  • セルに「テキストの切り捨て」が設定されている

これらの設定を見直すことで、正しく折り返されるようになります。

まとめ

Googleスプレッドシートでの「セル内で折り返して表示する」設定は、見た目の整った資料を作る上で非常に役立ちます。