Last Updated on 2025年7月28日
Googleスプレッドシートで日付や時刻、曜日を扱う際、思わぬ表示崩れやエラーに遭遇したことはありませんか?
この記事では、基本的な日付・時刻・曜日の取得方法から、正しい関数・フォーマット・エラー回避法まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
■ 様々な日付や曜日の表示例

目次
- 日付や時刻の基本的な入力方法
- 現在の日付・時刻を自動表示する関数(TODAY/NOW)
- 曜日を正しく表示するTEXT関数の使い方
- 曜日を数値や文字で取得する(WEEKDAY/CHOOSE)
- 日付や時刻のカスタム表示(TEXT関数応用)
- 日付の加算・減算・経過日数の計算
- よくあるエラーとその解決方法
- まとめ
日付や時刻の基本的な入力方法
まずは手動で日付や時刻を入力してみましょう。Googleスプレッドシートでは以下の形式を自動で認識します。
- 日付: 2025/07/28、2025-07-28
- 時刻: 14:30、14:30:00
入力すると自動で「日付」または「時刻」のセル形式が適用されます。
現在の日付・時刻を自動表示する関数(TODAY/NOW)
最新の日付や時刻を自動で取得したい場合は、次の関数を使います:
=TODAY()… 現在の日付のみ(例:2025/07/28)=NOW()… 日付と時刻(例:2025/07/28 14:30:12)
これらはスプレッドシートを開くたびに自動で更新されます。
曜日を正しく表示するTEXT関数の使い方
日付に対応する曜日を表示するには、TEXT関数を使用します。
正しい書式:
=TEXT(A1, "ddd")… 「月」「火」などの略称(日本語ロケール)=TEXT(A1, "dddd")… 「月曜日」「火曜日」などの完全な曜日名
曜日を含む日付を表示したい場合
例:「2025年7月28日(月曜日)」のようにしたい場合は、
以下のように記述します
=TEXT(A1, "yyyy年m月d日(dddd)")

※注意: この関数を A1セル自身 に入力すると循環参照エラーになります。別のセル(例:B1)に入力してください。
曜日を数値や日本語で取得する方法(WEEKDAY/CHOOSE)
曜日を数字で取得したい場合は WEEKDAY 関数を使用します。
=WEEKDAY(A1)… 日曜が1、土曜が7の整数が返る
これを曜日に変換するには、次のように CHOOSE 関数と組み合わせます:
=CHOOSE(WEEKDAY(A1), "日", "月", "火", "水", "木", "金", "土")
これで、日付に対応する日本語の曜日が表示されます。
日付や時刻のカスタム表示(TEXT関数応用)
TEXT関数を使えば、日付や時刻を自由なフォーマットで表示できます。
よく使われる書式例:
=TEXT(A1, "yyyy/mm/dd")… 2025/07/28=TEXT(A1, "yyyy年m月d日")… 2025年7月28日=TEXT(A1, "yyyy年m月d日 (dddd)")… 2025年7月28日 (月曜日)=TEXT(A1, "h:mm:ss")… 14:30:00
カスタム日付でセルの表示を整えることで、データの見やすさが向上します。
日付の加算・減算・経過日数の計算
Googleスプレッドシートでは日付を足し引きすることで、日数の計算が可能です。
=A2 + 7… A2の7日後=A2 - A1… A1からA2までの経過日数
また、時間の差も =B2 - B1 のように時刻同士の引き算で求められます。
よくあるエラーとその解決方法
① TEXT関数が「aaa」と表示される
原因:「aaa」は無効なフォーマット。
解決:「ddd」または「dddd」に修正。
② 「循環依存が検出されました」エラー
原因: A1セルで =TEXT(A1, "書式") のように、自分自身を参照している
解決:関数は別のセルに記述する
③ 日付が「#####」のように表示される
原因: セル幅が狭すぎる
解決: 列幅を広げる
④ TEXT関数が正しく動作しない
原因: 全角の「”」などが使われている
解決: 半角のダブルクォーテーション " " に修正する
まとめ
- 日付・時刻の入力は自動認識され、関数で操作できる
=TODAY()、=NOW()で現在日時を取得=TEXT(A1, "dddd")で正しく曜日を表示- 「aaa」ではなく「ddd」「dddd」が正解
- 循環参照エラーを避けるため、計算は別セルに記述
Googleスプレッドシートは、関数と書式を正しく使うことで、より便利な日付・時刻管理が可能です。ぜひ本記事を参考に、思い通りのフォーマットで管理を効率化してみてください!


