エクスプローラーでファイル拡張子を常に表示する設定方法【Windows 11対応】

Last Updated on 2025年7月28日

Windows 11では、デフォルト設定でファイル拡張子(.txt や .jpg など)が非表示になっています。しかし、セキュリティやファイルの判別を正確に行うためには、常に拡張子を表示しておくのがおすすめです。この記事では、エクスプローラーで拡張子を常に表示する設定方法について、画像なしでもわかりやすく手順を解説します。

目次

  1. なぜ拡張子を表示するべきか?
  2. 拡張子を常に表示する設定手順
  3. 拡張子表示が無効になる原因と対処法
  4. 設定画面へのショートカット方法
  5. レジストリを使った設定(上級者向け)
  6. よくある質問とトラブルシューティング
  7. まとめ

なぜ拡張子を表示するべきか?

ファイルの拡張子を表示することには、以下のような利点があります。

  1. 実行ファイル(.exe)と画像ファイル(.jpgなど)の見分けがつく
  2. マルウェアやウイルスの偽装を見破りやすくなる
  3. ファイルを別形式に変換する際の確認がしやすくなる
  4. バッチ処理やスクリプト実行時に拡張子が必要になる

特にセキュリティ面で、拡張子が見えない状態はリスクになります。

拡張子を常に表示する設定手順

Windows 11でファイル拡張子を表示させるには、以下の手順に従ってください。

  1. エクスプローラーを開く(Win + Eキー)
  2. 上部メニューの「表示」をクリック
  3. 「表示」→「表示オプション」→「ファイル名拡張子」をクリック
  4. チェックが入った状態であれば、拡張子が表示されるようになります

設定が反映されると、ファイル名の末尾に「.txt」「.jpg」「.exe」などの拡張子が表示されるようになります。

拡張子表示が無効になる原因と対処法

何らかの理由で拡張子が再び非表示になることがあります。考えられる原因と対処法をまとめました。

  1. Windowsのアップデートにより設定が初期化された
  2. 他のアカウントでログインしている
  3. グループポリシーやレジストリの設定が上書きされている

再び設定手順を実行するか、レジストリを確認してください(後述)。

設定画面へのショートカット方法

設定画面に素早くアクセスしたい場合は、以下のコマンドを「ファイル名を指定して実行」から実行することで、直接開くことができます。

このコマンドで「フォルダーオプション」ウィンドウが開きます。

  1. 「表示」タブを選択
  2. 「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す
  3. 「適用」→「OK」で完了

こちらの方法はより細かな設定を行いたいときにも便利です。

レジストリを使った設定(上級者向け)

グループポリシーやローカル設定が効かない場合、レジストリで直接設定することも可能です。以下の手順に従って操作してください。

※レジストリ操作は慎重に行ってください。バックアップを取ることを強く推奨します。

よくある質問とトラブルシューティング

  1. Q: 拡張子が表示されないファイルがあるのはなぜ?
    一部のシステムファイルやショートカットは特殊な形式のため、表示されない場合があります。
  2. Q: 拡張子を変更してもファイルが開けなくなった
    拡張子の変更によって関連付けが壊れる場合があります。元の拡張子に戻してください。
  3. Q: 一部のファイルだけ拡張子が表示されない
    隠しファイル設定が影響している可能性があります。「隠しファイル」表示をONにして確認してください。

まとめ

Windows 11ではセキュリティと利便性のため、ファイルの拡張子を常に表示させておくのが基本です。初心者の方はエクスプローラーの設定から、上級者はレジストリを使うことで、より柔軟な管理が可能になります。

環境やバージョンによって若干の違いがあるかもしれませんが、基本の操作はほとんど共通です。一度設定すれば、以後のファイル管理が格段にしやすくなります。

不具合が出た場合でも、この記事内の「よくある質問と対処法」を参考に、落ち着いて対応してください。