Last Updated on 2025年7月18日
この記事の概要
「日記をつけたいけどなかなか続かない」「紙の日記だと見返すのが大変」と感じていませんか? この記事では、無料で使える多機能ツールNotionを活用して、シンプルかつ手軽に日記を続けるための方法を徹底解説します。日記テンプレートの具体的な作り方から、日々の記録を快適にするためのNotionの便利機能、そしてiPhoneなどのスマホを使った入力方法まで、実践的なノウハウを公開します。今日からあなたもNotionで日記を始めて、記録の習慣を身につけましょう。
目次
Notionで日記を書くメリット
日記をつけることは、日々の出来事を記録し、思考を整理し、自分自身と向き合うための素晴らしい習慣です。しかし、紙の日記では持ち運びが不便だったり、過去の記録を見返しにくかったりといったデメリットもあります。そこで、Notionを活用することには、以下のような多くのメリットがあります。
- カスタマイズ自由(書き方もレイアウトも自分次第)
Notionの最大の魅力は、その圧倒的な自由度にあります。一般的な日記アプリやノートアプリでは、あらかじめ決められたフォーマットに従うしかありませんが、Notionでは、あなたの好みや目的に合わせて、日記の書き方やレイアウトを無限にカスタマイズできます。例えば、「今日あったこと」「今日の感謝」「今日の反省」といった項目を自由に設定したり、気分や天気、体調などを記録するプロパティを追加したり、写真や動画を埋め込んだりすることも可能です。まるで自分専用のデジタルノートブックを作るように、理想の日記帳をNotionで実現できます。これにより、日記を「義務」ではなく「楽しい習慣」へと変えることができます。 - クラウド管理なので、どこからでも見返せる
Notionはクラウドベースのサービスなので、作成した日記はすべてクラウド上に保存されます。これにより、インターネットに接続できる環境であれば、PC、タブレット、そしてiPhoneなど、あらゆるデバイスからいつでもどこでもあなたの「日記」にアクセスし、見返すことができます。例えば、通勤中の電車の中でiPhoneから今日の日記を書き始め、帰宅後にPCでじっくりと追記するといったシームレスな使い方が可能です。過去の特定の日付やキーワードで検索できるため、数年前に何があったか、どんな気持ちだったかなどを瞬時に振り返ることができます。紙の日記のように物理的な保管場所を気にする必要もありませんし、紛失の心配もありません。 - iPhoneと連携できるのでスキマ時間にも書ける
現代の生活において、PCに向かう時間を確保するのはなかなか難しいものです。Notionには高機能なiPhoneアプリが用意されており、PC版と遜色ない操作感で日記を記録できます。これにより、通勤中、休憩時間、寝る前のベッドの中など、ちょっとしたスキマ時間にiPhoneを使って手軽に日記をつけることが可能になります。思いついたことや感じたことをその場でサッとメモしたり、写真と一緒に記録したりできるため、「後で書こうと思って忘れてしまった」ということを防げます。iPhoneのウィジェット機能を使えば、日記ページへのショートカットをホーム画面に設置することもでき、さらに手軽にアクセスできます。 - 無料プランで十分使える
Notionは、個人利用であれば無料プランでもほとんどの機能が制限なく利用できます。無料プランで利用できるブロック数やページ数に制限がないため、何年にもわたる日記の記録をNotionに保存し続けることが可能です。ファイルのアップロードサイズに5MBという制限はありますが、日記に写真などを大量に貼り付けない限りは問題ないでしょう。まずは無料プランでNotionの利便性を体感し、もし必要性を感じたら有料プランへのアップグレードを検討すれば良いので、気軽に始められる点も大きなメリットです。
日記テンプレートの基本構成例
Notionで日記を始める際に、「どんな項目を入れたらいいの?」と悩むかもしれません。ここでは、日記を継続しやすく、かつ後から見返しやすくするための基本的な項目と、それらをNotionでどのように設定するかをご紹介します。これらはあくまで一例ですので、あなたのライフスタイルや目的に合わせて自由にカスタマイズしてください。
- 日付(Dateプロパティ:自動入力設定がおすすめ)
日記にとって最も重要なのが「日付」です。Notionのデータベースでは、日付(Date)プロパティを設定します。さらに、新しい日記ページを作成する際に自動で今日の日付が入るように設定しておくと、入力の手間が省け、書き忘れを防ぎやすくなります。 - タイトル(Titleプロパティ)
日記の内容を簡潔に表すタイトルを設定します。これはデータベースの「Name」プロパティをそのまま利用するのが一般的です。例えば「2025/07/16 〇〇さんとランチ」「今日の発見!新しいカフェで読書」など、後から見て内容が分かりやすいように心がけましょう。 - 本文(Page content)
日記のメインとなる部分です。ここには、その日の出来事、感じたこと、考えたことなどを自由に記述します。Notionのページ内では、テキストだけでなく、画像、Webクリップ、チェックリスト、箇条書きなど、あらゆる種類のブロックを追加できます。必要であれば、関連するURLを貼り付けたり、写真や動画を埋め込んだりするのも良いでしょう。 - 気分(Selectプロパティ or 絵文字)
その日の気分を記録することで、後から自分の感情の推移を振り返ることができます。- Selectプロパティ:例えば、「とても良い」「良い」「普通」「悪い」「とても悪い」などの選択肢を作成し、色分けしておくと視覚的に分かりやすくなります。
- 絵文字:プロパティとして設定せず、本文の冒頭に🌞😊😐😔😢のような絵文字を置くだけでも、手軽に気分を表現できます。手軽さを重視するならこちらもおすすめです。
- 天気・体調・ひとこと欄など(お好みで追加するプロパティ)
日記をさらに充実させたい場合に便利な追加項目です。これらはすべてSelectプロパティやTextプロパティで追加できます。- 天気:☀️☁️☔️など、その日の天気を記録。
- 体調:「良好」「少しだるい」「頭痛」など、健康状態の記録。
- ひとこと欄:その日の最も印象的だった出来事や、心に残った言葉などを簡潔にまとめる場所。
- 習慣チェック:水を飲んだか、運動したかなど、日々の習慣化したい項目にチェックボックス(Checkboxプロパティ)を設けても良いでしょう。
これらの項目は、後からフィルターやソート機能を使って特定の情報だけを抽出する際にも役立ちます。
日記用ページの作り方【ステップ解説】
それでは、Notionで実際に日記用のページを作成する具体的なステップを見ていきましょう。ここでは、記録しやすく、後から見返しやすいデータベース形式の日記の作り方を解説します。
① 新規ページの作成
まずは、あなたの日記の「ホーム」となる新しいページを作成します。
- Notionのワークスペースを開き、左側サイドバーの「+ New page」(新規ページ)をクリックします。
- 表示されるメニューから「Empty page」(空のページ)を選択します。
- ページのタイトルを入力します。ここでは、「日記」や「My Journal」など、あなたの毎日を記録する場所にふさわしい、分かりやすいタイトルをつけましょう。
② データベース化して管理しやすくする
日記を「日付」や「気分」などで後から簡単に検索・整理できるようにするため、作成したページをデータベース化します。データベースにはいくつかのビュー(表示形式)がありますが、日記には「テーブルビュー」または「カレンダービュー」がおすすめです。
テーブルビューで日付ごとに一覧管理
一覧性重視で、すべてのプロパティを俯瞰したい場合に便利です。
- 作成した「日記」ページを開き、ページ内のどこでもいいので「/」と入力します。
- コマンドメニューが表示されるので、「table」と入力して検索し、「Table - Full page」(フルページテーブル)を選択します。
- デフォルトで「Name」というプロパティができています。これを日記の「タイトル」として利用します。
- 右隣の「+」ボタンをクリックして、以下のプロパティを追加します。
- 「日付」:Property typeを「Date」(日付)に設定。プロパティ名を「日付」とします。
- 「気分」:Property typeを「Select」(セレクト)に設定。プロパティ名を「気分」とし、「とても良い」「良い」「普通」「悪い」「とても悪い」などのオプションを追加します。
- 必要に応じて「天気」「体調」なども同様にSelectプロパティで追加してください。
これで、各行が1日分の日記となり、タイトル、日付、気分などの情報が一覧で管理できるようになります。各行をクリックすると、その日の日記の本文を記述するためのページが開きます。
カレンダービューで日付ごとに視覚的に管理
カレンダー形式で、いつ日記を書いたか、どの日に何があったかを視覚的に把握したい場合に便利です。
- 作成した「日記」ページを開き、ページ内のどこでもいいので「/」と入力します。
- コマンドメニューが表示されるので、「calendar」と入力して検索し、「Calendar - Full page」(フルページカレンダー)を選択します。
- データベースが作成されたら、右上の「・・・」メニューから「Properties」を選択し、以下のプロパティを追加します。(テーブルビューと同様)
- 「日付」:Property typeを「Date」(日付)に設定。プロパティ名を「日付」とします。
- 「気分」:Property typeを「Select」(セレクト)に設定。プロパティ名を「気分」とし、「とても良い」「良い」「普通」「悪い」「とても悪い」などのオプションを追加します。
これで、カレンダー上に各日付のマスが表示され、その日の出来事や気分などを記録できるようになります。カレンダー上の日付をクリックすると、新しい日記ページが開き、本文を記述できます。
どちらの形式を選んでも、後から「+ Add view」から別のビューを追加できるので、最初は直感的に使いやすい方を選んでみてください。
③ テンプレート機能で日記のフォーマットを保存
毎日同じ形式で日記を書きたい場合、Notionのテンプレート機能を活用すると、新しい日記ページを作成するたびに決まったフォーマットが自動で適用され、書くハードルがぐっと下がります。
データベーステンプレートの作成
各日付の日記ページを開いたときに自動で適用されるテンプレートです。
- 作成した「日記」データベースの右上にある「New」ボタンの右隣にある下矢印をクリックします。
- 表示されるメニューから「+ New template」をクリックします。
- 新しいページが開き、ここに日記のテンプレート内容を設定します。
- タイトル:「〇月〇日 日記」のように、自動で日付が入力されるようにしたい場合は、タイトル入力欄にカーソルを合わせると表示される「@Today」などのオプションを使用します。
- 本文内:例えば、「今日の出来事:」「今日の気分:」「今日の感謝:」といった見出し(h3やh4など)を設定したり、「習慣チェック」としてチェックボックスのリスト(/checkbox)を配置したりします。
- プロパティ:ページのプロパティとして「日付」をTodayに設定したり、「気分」の初期値を「普通」などにしておくと便利です。
- 設定が完了したら、ページの左上にある戻る矢印をクリックして閉じます。
これで、日記データベースの「New」ボタンをクリックすると、作成したテンプレートが選択肢として表示され、選ぶだけで定義したフォーマットの日記ページが作成されるようになります。
テンプレートボタンの活用(特定の場所に日記を書きたい場合)
データベース形式ではなく、特定のページ内で手軽に新しい日記セクションを作成したい場合に便利です。
- あなたの「日記」ページの本文内で、「/template button」と入力し、「Template button」を選択します。
- 設定画面が開くので、「Button name」に「今日の日記を追加」など、ボタンの名前を入力します。
- 「Template」の下に、毎日生成したい日記のフォーマットを配置します。例えば、見出しで「## 2025年7月16日(水)」として、その下に「今日の出来事:」「今日の気分:」などのテキストブロックを配置します。日付の部分は、ボタンを押した日付が自動で入るように、
@todayと入力しておくと便利です。 - 「Close」をクリックして設定を閉じます。
これで、このボタンをクリックするだけで、定義した日記フォーマットがその場に生成されるようになります。データベース管理が少し難しいと感じる場合は、この方法から始めるのも良いでしょう。
④ スマホアプリでの入力方法
NotionのiPhoneアプリは非常に高機能で、スキマ時間の日記入力に最適です。ここでは、iPhoneアプリを最大限に活用するためのヒントをご紹介します。
- アプリの使い方
NotionのiPhoneアプリは、PC版とほぼ同じインターフェースと機能を提供します。- ダウンロードとログイン: App Storeから「Notion」アプリをダウンロードし、Notionアカウントでログインします。
- ページへのアクセス: サイドバーから作成した「日記」ページにアクセスします。
- 新しい日記の作成: データベースビュー(テーブルやカレンダー)であれば、右下の「+」ボタンをタップして「New page」を選択するか、カレンダービューで日付をタップします。テンプレートを設定していれば、そこから選択するだけで新しい日記ページが作成されます。
- 本文入力: 日記ページが開いたら、通常のテキスト入力はもちろん、画像アイコンをタップして写真を挿入したり、チェックボックスや箇条書きなどのブロックを追加したりできます。キーボード上のNotionツールバー(Aアイコンなど)を使えば、フォントの装飾やブロックタイプの変更も簡単に行えます。
- プロパティの編集: ページのタイトル下のプロパティ(日付、気分など)をタップすると、それぞれのプロパティの値を編集できます。日付の選択やセレクトオプションの選択も直感的に行えます。
移動中やちょっとした待ち時間でも、iPhone一つでスムーズに日記を記録できます。
- ウィジェット利用のヒント
iPhoneのウィジェット機能を使うと、Notionアプリを開かなくても特定のページに素早くアクセスできます。- iPhoneのホーム画面を長押しし、左上の「+」アイコンをタップします。
- ウィジェットギャラリーから「Notion」を探して選択します。
- 表示したいウィジェットのサイズ(小、中、大)を選び、「Add Widget」(ウィジェットを追加)をタップします。
- 追加したウィジェットを長押しし、「Edit Widget」(ウィジェットを編集)をタップします。
- 「Page」(ページ)の項目をタップし、検索バーに「日記」と入力して、作成した「日記」ページを選択します。
これで、ホーム画面からワンタップで直接「日記」ページを開けるようになります。これにより、日記を書くための「もう一歩」のハードルがさらに下がり、習慣化しやすくなります。ウィジェットには最新の日記エントリを表示させることもできるので、日々の記録を常に意識しやすくなるでしょう。
日記を続けるためのコツ
日記は「続けること」が一番大切です。Notionを使って日記を継続するための、いくつかのアドバイスをご紹介します。完璧を目指すのではなく、まずは「書く」という行為を習慣化することに焦点を当てましょう。
- 毎日書こうとせず、「書けたらOK」くらいでいい
「毎日書かなければならない」というプレッシャーは、日記を途中でやめてしまう大きな原因の一つです。完璧主義は手放しましょう。たとえ数日空いてしまっても、「書けたらOK」「また今日から始めよう」というくらいの気持ちで臨むことが大切です。週に数回でも、気が向いた時だけでも、記録を続けることに意味があります。Notionなら、日付が空いていても気にせず、その日にページを作成して書けば良いだけなので、柔軟に対応できます。 - テンプレートを用意して書くハードルを下げる
「何を書けばいいかわからない」というのも、日記が続かない理由の一つです。前述したNotionのテンプレート機能を活用し、あらかじめ「今日の出来事」「今日の感謝」「今日の気分」など、いくつかの項目を設定しておきましょう。これにより、白紙のページを前にして悩む時間を減らし、迷わず書き始めることができます。テンプレートがあることで、考える労力が減り、書くことだけに集中できます。 - 「3行だけでもOK」にする
どうしても時間がなかったり、書く気になれない日もあるでしょう。そんな時は、「3行だけでも書く」というルールを自分に課してみてください。今日の最も印象的な出来事を1行、感じたことを1行、明日の目標を1行、といった具合です。短くても毎日記録が残ることで、習慣が途切れにくくなります。Notionなら、本当に短いテキストブロックだけでも記録できるので、この「3行ルール」は実践しやすいです。 - 気分や天気だけでも記録するだけで習慣化しやすい
完璧な文章でなくても、その日の「気分」や「天気」など、ごく短い情報を記録するだけでも立派な日記です。特に「気分」は、選択肢を選ぶだけなので、わずか数秒で記録できます。NotionのSelectプロパティを使えば、色分けされた気分アイコンをポチッと選ぶだけで完了です。このような簡単な記録から始めることで、無理なく日記を「開く」習慣、そして「記録する」習慣を身につけることができます。後から見返したときに、自分の感情の波や天候と連動した体調の変化などを発見できるかもしれません。
日記テンプレートの具体的な構成例
ここでは、Notionで日記をより使いやすくするための具体的なテンプレート構成例をご紹介します。これらの要素を組み合わせることで、あなたの毎日の記録がさらに豊かになります。もちろん、すべてを取り入れる必要はありません。ご自身のニーズに合わせて取捨選択してください。
ページプロパティ(データベースの各カラム)
各日記ページ(行)に紐づく情報です。データベースのプロパティとして設定します。
- 日付 (Date): 必須項目。
@Todayで自動入力設定を推奨。 - タイトル (Title):
Nameプロパティ。その日のメインテーマや簡単な出来事。例:2025/07/16 読書会参加 - 気分 (Select):
- 「😀 とても良い」「🙂 良い」「😐 普通」「😔 悪い」「😢 とても悪い」のように絵文字と色を組み合わせて視覚的に。
- 天気 (Select):
- 「☀️ 晴れ」「☁️ 曇り」「☔️ 雨」「⚡️ 雷」「❄️ 雪」など。
- 体調 (Multi-select): 複数選択可能にすることで、複数の症状を記録できます。
- 「◎ 絶好調」「〇 普通」「△ やや不調」「✕ 不調」など。
- 具体的な症状(「頭痛」「倦怠感」「肩こり」など)をオプションで追加しておくと、後から特定の症状があった日を抽出できます。
- 今日の感謝 (Checkbox): 感謝したことをチェックするだけでも、ポジティブな気持ちを育めます。
- 今日の発見 (Text): 新しい気づきや学びをメモ。
- キーワード (Multi-select): 日記の内容に関連するキーワードを自由に設定。例: 「仕事」「プライベート」「健康」「趣味」「学習」など。
ページ本文内の構成例
各日付の日記ページを開いたときに、本文内に表示される内容です。テンプレート機能で設定します。
【基本の日記フォーマット】
シンプルに始めたい方向け。
今日の出来事
今日の学び・気づき
明日の目標
【少し詳しく記録したい方向け】
より詳細に、多角的に自分と向き合いたい場合に。
本日のハイライト(最も印象的だったこと)
今日の出来事と感情
- 出来事1:
感想: - 出来事2:
感想: - 出来事3:
感想:
今日の感謝リスト(最低3つ)
今日の改善点・反省
明日に活かすこと
今日の写真・関連リンク
【「3行日記」や「習慣チェック」を追加した構成例】
手軽さを重視しつつ、習慣化をサポートしたい場合に。
今日の3行日記
1.
2.
3.
今日の気分・体調
気分: (プロパティで選択)
体調: (プロパティで選択)
今日の習慣チェック
- 水を2リットル飲んだ
- 15分運動した
- 本を読んだ
- 瞑想した
自由に記述
これらの構成例を参考に、ご自身の「日記に求めるもの」を明確にして、自分にとって最適なテンプレートを作成してください。Notionは、まるであなた専属のデジタル日記帳をデザインするような楽しさがあります。
よくある質問(Q&A)
Notionで日記を始めるにあたって、よく疑問に思われる点にお答えします。
- 日記が他人に見られる心配は?(→ プライベート設定)
Notionのプライバシー設定は非常に強固なので、あなたが意図しない限り、日記が他人に見られる心配はありません。- デフォルトはプライベート: Notionで新しく作成したページやデータベースは、デフォルトではあなただけがアクセスできる「プライベート」設定になっています。
- 共有設定の確認: 日記ページを開き、右上の「Share」(共有)ボタンをクリックすると、現在の共有設定を確認できます。「Invite」(招待)で特定のユーザーを招待したり、「Publish to web」(Webで公開)をオンにしない限り、第三者に見られることはありません。
- 公開する場合の注意: もし、一部の日記をブログのように公開したい場合は、「Publish to web」をオンにすることで公開リンクが生成されますが、その際は公開範囲をよく確認し、個人情報が含まれていないか十分に注意してください。
結論として、Notionは個人の日記帳としても安心して利用できます。
- iPhoneだけで十分に使えますか?
はい、NotionのiPhoneアプリは非常に機能が充実しており、日記をつけるだけであれば、iPhoneだけでも十分に活用できます。- 基本的な操作: 新しい日記ページの作成、本文の入力、プロパティの編集、写真の挿入など、基本的な日記の記録はすべてiPhoneアプリでスムーズに行えます。
- ウィジェット連携: 前述の通り、iPhoneのホーム画面にNotionウィジェットを設定することで、アプリを開く手間なく日記ページにアクセスできます。
- ビューの切り替え: カレンダービューやボードビューなど、様々なビューに切り替えて日記を見返すこともiPhoneアプリで可能です。
- PC版との連携: たとえiPhoneだけで日記をつけていたとしても、いつでもPCやタブレットから同じ日記にアクセスできるため、柔軟な使い方ができます。
もちろん、長文をじっくり書きたい時や、複雑なデータベース設定を行う際にはPCの方が効率的ですが、日々の記録に関してはiPhone一つで十分対応可能です。
- 無料版で何ページくらい日記を保存できますか?
Notionの無料プラン(Personal Free)では、作成できるブロック数やページ数に実質的な制限はありません。- これは、他の多くのノートアプリやタスク管理ツールと比較しても非常に generous な点です。
- つまり、理論上は何年、何十年にもわたる日記の記録を、何ページでもNotionの無料プランに保存し続けることができます。
- ただし、各ファイル(画像やPDFなど)のアップロードサイズには5MBの制限があります。日記に高画質な写真を大量に添付したい場合は、この制限に注意が必要です。テキストベースの日記であれば、この制限を気にする必要はほとんどありません。
結論として、個人の日記帳として利用する分には、Notionの無料プランで容量の心配なく安心して使い続けられると考えて問題ありません。
まとめ
Notionを使った日記の書き方とテンプレートの作り方、いかがでしたでしょうか? 日記を続けることは、自己理解を深め、日々の成長を実感するための大切な習慣です。しかし、無理なく続けるためには、「書くハードルを下げる」ことが何よりも重要です。
Notionは、その圧倒的なカスタマイズ性と柔軟性で、あなたの理想の日記帳を自由にデザインできます。最初から完璧なテンプレートを目指す必要はありません。まずは「1日1行」や「気分だけ記録する」といったシンプルな目標から始めてみてください。そして、Notionのテンプレート機能を活用することで、毎回ゼロから考える手間を省き、書くことに集中できます。
iPhoneアプリとの強力な連携もNotionの大きな魅力です。スキマ時間にサッと記録したり、過去の日記を気軽に振り返ったり、場所を選ばずにあなたの「記録」にアクセスできます。今日からNotionをあなたの相棒にして、日々の出来事や感情を記録する習慣を始めてみませんか?


