Last Updated on 2025年7月28日
Googleスプレッドシートで作業していて「#ERROR!」という見慣れない表示に戸惑ったことはありませんか?このエラーは、関数の構文ミスやデータの不一致などが原因で発生します。本記事では、#ERROR! エラーの出し方から原因、そして対処法まで、詳しく解説していきます。
目次
#ERROR!とは?スプレッドシートでの意味
#ERROR! は、スプレッドシートが関数を計算できなかったことを示すエラー表示です。エラーの原因を一言でいえば「関数の書き方に問題がある」ことがほとんどです。
#ERROR! が発生する具体的な操作手順
実際にスプレッドシート上で #ERROR! が発生する手順を以下に紹介します。
- セルに「=SUM(A1 B1)」のようにカンマ(,)が抜けた関数を入力
- Enterキーを押す
- 該当セルに「#ERROR!」と表示される
また、文字列を数式として扱ってしまう場合や、式の一部が欠けていても同様にこのエラーが発生します。
よくある原因一覧
#ERROR! が表示される主な原因は以下の通りです:
- 関数の構文ミス(例:括弧の閉じ忘れ、カンマの打ち間違い)
- 数式に不要な文字列を含めている(例:=A1 + "文字列")
- 未対応の関数や構文を使用している
- 数式の中で演算が完了しない状態になっている
#ERROR! エラーの対処方法
以下の方法でエラーを解消できます:
- 構文を再確認する:カンマや括弧、関数名の誤記をチェック
- 関数の使い方を公式ドキュメントで確認:SUMやVLOOKUPなど、それぞれの正しい書式を確認
- 関数に文字列を組み込む際は " " を使用:=CONCATENATE("合計は", A1)
- エラー回避のために IFERROR を使用する:=IFERROR(関数, "") で見た目のエラー表示を抑える
関数を正しく使うためのポイント
エラーを未然に防ぐためには、以下の点に注意しましょう。
- 関数を入力する前に、どのような引数が必要か確認
- 数値と文字列の混在には注意
- 自動補完機能を活用して正しい構文を選択
- 複雑な関数は段階的にテストしてから組み合わせる
まとめ
#ERROR! は、Googleスプレッドシートで非常によく見られるエラーのひとつです。構文ミスや関数の使い方の誤りに気づくきっかけにもなります。この記事で紹介した原因や対処法を参考にすれば、今後はこのエラーに悩まされることなく、効率よくスプレッドシートを活用できるはずです。


