Last Updated on 2025年7月28日
🔧 はじめに
Windowsのアップデートに失敗すると、「インストールできませんでした」「更新プログラムの確認に失敗しました」など、さまざまなエラーが表示されることがあります。特に KB~から始まるエラー や 0x~で始まるエラーコード に遭遇した方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Windows Updateが失敗する原因とその対処法を、チェックリスト形式で10項目にまとめて解説します。
✅ チェックポイント10選
① インターネット接続を確認する
ネットが不安定だと更新が正常に行えません。Wi-Fiを一度切って再接続、または有線接続に切り替えてみましょう。
② Windows Updateサービスが動作しているか確認
「サービス」アプリで Windows Update と Background Intelligent Transfer Service が「実行中」になっているか確認しましょう。
③ 一時ファイル・キャッシュの削除
アップデート関連の一時ファイルが破損している場合、以下のフォルダを削除してから再試行します:
C:\Windows\SoftwareDistribution
④ PCのストレージ残量を確認
アップデートには容量が必要です。最低でも10GB以上の空き容量を確保しておきましょう。
⑤ セキュリティソフトの一時停止
一部のウイルス対策ソフトがWindows Updateをブロックしてしまうことがあります。一時的に無効にしてから再試行しましょう。
⑥ DISM・SFCコマンドでシステム修復
破損したWindowsシステムファイルを修復するために、以下のコマンドを管理者権限で実行します:
DISM /Online /Cleanup-image /RestoreHealth
sfc /scannow
⑦ トラブルシューティングツールを使う
Windows 11では以下の手順で実行できます:
- 「設定」→「システム」→「トラブルシューティング」→「その他のトラブルシューティング」
- 「Windows Update」の右にある「実行」をクリック
※Windows 10をご利用の場合は「設定 → 更新とセキュリティ → トラブルシューティング」から進んでください。
⑧ KBコードでエラー内容を調べる
エラーに「KB5012599」などの形式で表示されていたら、Microsoft公式サポートサイトや「KB5012599 エラー」で検索して詳細を確認しましょう。
⑨ 一部の更新プログラムを手動インストール
Windowsカタログ(https://www.catalog.update.microsoft.com/)から対象の更新プログラム(KB)を直接ダウンロードして適用する方法もあります。
⑩ 最終手段:アップグレードインストール
どうしても更新できない場合は、最新のWindows 11インストーラーを使って「上書きインストール(修復インストール)」を行うことで、データを保持したまま更新できます。
📝 まとめ
| 確認項目 | ポイント |
|---|---|
| ネット接続 | 不安定な場合は再接続 |
| Updateサービス | 「実行中」か確認 |
| 一時ファイル | SoftwareDistributionを削除 |
| 空き容量 | 10GB以上確保 |
| セキュリティソフト | 一時停止して試す |
📌 補足:よくあるKBエラー例と対応
- KB5012599 → ネットワークエラーまたはストレージ不足
- KB5021234 → Windows Updateサービスの停止
- KB5005565 → セキュリティソフト干渉の可能性
🔚 おわりに
Windows Updateの失敗は、原因がさまざまで特定が難しい場合もありますが、今回紹介したチェックリストを一つずつ試すことで多くのケースが解決可能です。


